カメラマンを目指すきっかけになった写真家「荒木経惟(アラーキー)」氏の写真集が本日届いた。写真集の名前は「暗箱(ANBAKO)」。荒木氏83歳の誕生日に届いたというのが嬉しい。PENTAX67とポジフィルムで撮影した全288ページの写真集。何気なくネットで記事を見つけ、SWITCH PUBLISHINGのオンラインストアで数週間前に予約。楽しみにしていた。
SWITCH公式サイトで「288ページの写真集本体に、荒木経惟撮り下ろしの直筆サイン入りオリジナルポラロイド1枚+独占ロングインタビュー冊子付き。特製外箱に入れた限定商品です。」と書かれていて衝動買いしたが、荒木フリークとして買わない訳にはいかない。
今回写真集の中身や感想については記載しないが、気になっている同じ荒木フリークの方のために概要だけ。
荒木経惟写真集『暗箱』
これが「特製外箱」。写真集のタイトルと同じ直筆サインが印刷されているシンプルなもの。
特製外箱の素材はクラフト紙。
箱を開けるとすぐに「撮り下ろし 直筆サイン入りオリジナルポラロイド」が入っていた。
裏にはあこがれの荒木氏の直筆サイン。本当に書いているのか調べたらSWICHの公式Instagramで実際に書いている映像がアップされていました。SWICH Instagramはこちら https://www.instagram.com/switch_magazine/
ポラロイドが埋め込んであるクラフト段ボールをめくると写真集が入ってます。サイズは130mm × 160mm。A5とA6の間くらいの大きさなのでかなり小さめです。
写真集の中に入っているのが「独占ロングインタビュー冊子」。見開き4ページです。気になったのが表紙にあるTHE LAST PICTURE SHOW。これが最後の写真集という意味か否か。真相が気になります。
荒木経惟写真集『暗箱』 が買えるストア
私がカメラマンになるきっかけとなった荒木氏の写真集は意外と思われるかどうか分からないが「ニューヨーク」という写真集。荒木経惟写真全集のNO.4の写真集で大学生の時にブックストアで立ち読みし衝撃を受けたのを覚えている。
それから貪るように荒木氏の写真集を見ては、彼のエロトスたっぷりの私写真にどハマりしていった。カメラマンアシスタント時代、世田谷の梅ヶ丘付近に住んでいて荒木氏に会えるんではと思い、よくカメラ片手に豪徳寺まで散歩に出掛けていた。ふと空を見上げると、写真集で見たことのあるバルコニー。あの「センチメンタルな旅、冬の旅」で見たバルコニーを見つけ、恐る恐るマンションのエントランスに入ってみると直筆の赤い文字で「アラーキー」と郵便受けに書いてあったのを見た時にには興奮した記憶がある。
日本で最も多くのカメラマンに影響を与え続ける写真家は現在83歳。これで最後と言わず、もっと長生きして頂き、写狂人として日本の写真界を牽引して欲しい。大好きです。
荒木経惟写真集『暗箱』SWITCH オンライン限定発売
サイズ:130mm × 160mm/2023年5月25日発行
※数量限定とのことなのでお早めに
PENTAX 67(フィルム中判カメラ)とは
荒木氏が愛用しているカメラとしても知られているPENTAX 67(通称:ペンタロクナナ)は、6x7cmサイズのフィルムに焼き付ける中判フィルムカメラ。ブローニーというフィルムを使用して撮影する。ブローニー120ロールのフィルムで10枚撮影できる。デジタルカメラが台頭してから今日に至るまで、カメラマンやフォトグラファーにも根強い人気を誇るPENTAXの名機。
現在は製造中止のため、興味のある方は程度のいいボディを確保することをおすすめします。レンズはかなり出回っているのでまずはボディから。
ペンタ67用のレンズはSMC 90mm f2.8がおすすめです。風景からポートレートまでこのレンズが最も人気があります。こちらも中古しか出回っていないので早いもの勝ちです。
ブローニーフィルムは現在120ロールのみ製造。コダックや富士フィルムなどが製造しています。カラーの他にもモノクロフィルムもあります。