blogについて

最近フォトグラファー同士で話していると「最近のカメラってトキメキがないよね」という話題になります。でも使いやすく失敗しづらい「優秀なカメラ」がどんどん出てくるということは、トキメキより機能が求められている時代だということ。

フィルム時代の個性あるカメラ達は良かった。無骨で使いづらくて愛おしい。そんなカメラに出会う機会は、もはや少なくなりつつあるかもしれません。

当blogは、我々フォトグラファー仲間が、実際に仕事やプライベートで使用しているカメラをレビューし、このカメラいいよね、このレンズいいよね、仕事で使えるよね。といった仕事で使えるカメラの魅力を皆さんと共有しようという趣旨でスタートしています。

だってあまりにも優秀なカメラだけじゃ、人生はつまらない。

SNS全盛の今、我々フォトグラファーにもそんな企業からの依頼が増えてきました。写真はスマホで撮影できるけどライティングがわからない。そんな理由もあるようです。

当blogでは、特に我々が使用しているプロ用機材を使ったライティング方法なども共有できたらと思っています。

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カメラとの出会い

思えば私とカメラとの出会いは高校時代。実家の物置から見つけた「オリンパス35DC」というコンパクトカメラにフジフィルムのネオパンF（ISO32の低感度フィルム）を入れたことから始まりました。

なぜ「ネオパンF」かというと、近所の写真展の店先に置いてあったフィルムで、最も安かったからで。当然ISO感度が32という意味すら知らず、撮った写真を現像に出したらほとんど真っ暗。でも一度、数枚だけキレイに写っていた写真があってそれがたまらなく嬉しかったのを覚えています。

大学生になりCanonから新世代の一眼レフカメラが登場しました。そのフォルムと新しさに目を奪われバイト代を握りしめて買ったのが、初代EOS KISS。

カメラのいいところは、売って買ってができるところ。大学時代、繁華街に古い中古カメラ屋があり、よくそこでカメラを売ってはお金を足して違うカメラを買い、自分にマッチするカメラを試しては売り、という事を繰り返していました。なんとも楽しい時代でした。

そんな自分もカメラ好きが高じて、現在フォトグラファーという職業についています。人生って不思議。

参考までに以下に今まで使ってきたカメラ履歴をズラズラと。

PENTAX 67（通称：ペンタ67）とMAMIYA RZ67（通称：RZ）は仕事で本当によく使いました。作品撮りでも活躍したカメラで最も思い入れがあるカメラです。

どちらも頑丈で壊れた事が一度もなかった。今でも買い戻したいカメラかも。

ここからはデジタルカメラの時代。私が独立して間もなく、時代はフィルムからデジタルに移行。当時はデジタルカメラも癖が強く、多くのフォトグラファーが試行錯誤しつつデジタルカメラを使いこなしていた記憶があります。

※2023年現在所有カメラ

ちなみに動画専用カメラ（シネマカメラ）は以下を保有。最近は動画撮影もかなり多くなってきてます。