ハッセルブラッドのCFVⅡ50Cは、5000万画素の中判センサー搭載のデジタルバックです。単体では購入できませんが、907Xというカメラと一緒にセット購入できます。
CFVⅡ50Cの最も大きな魅力は、昔のハッセルボディがそのままデジタルカメラに生まれ変わるところ。501Cか503CXのフィルムボデイに取り付けて使用するか、907XとXCDレンズの組み合わせです。以下2つの組み合わせで作例をご紹介します。結構違いがあるのでぜひ購入の参考にしてみてください。
【作例】500ボディ|CFVⅡ50C|C/CFレンズ
今回の作例で使用した組み合わせ。ハッセルの501Cにオールドレンズ。フィルムバックではなくデジタルバック(CFVⅡ50C)を取り付けています。
オールドレンズとの組み合わせは、なんというか「しっとり」した写りになります。シャープすぎないから、撮って出しでもフィルムで撮影した感じに仕上がる気がします。次は最新のXCDレンズを使った作例。写りは全然違うものになりました。
【作例】907X|CFVⅡ50C|XCDレンズ
ここからは907XとCFVⅡ50CとXCDレンズ。いわゆる最新のハッセルセットの事例です。レンズは45mmの他にXCD120mm Macro f3.5も使用しました。
ほとんど解放で撮影していますが、ピントが合っている部分はかなりシャープです。なんというかディティールがちゃんとでてる。XCDは自然でクリアな諧調になるんです。オールドレンズとは全く違う現代っぽさ。でもハッセルらしいしっとり感があります。
907X CFVⅡ50Cを購入検討している方へ
907X 50C|CFVⅡ50C(セットでしか購入できない)を買おうか迷っている人がいると思うので総評だけ。おそらく上の写真のように手持ちのハッセルボディにCFV II 50Cを付けて、CやCFレンズでウエストレベルで撮影したい。そう思っている人が多いはず。結論から言うと、かなりおすすめです。そして、かなりトキメキます。
良い点は以下。
・センサーが大きいのでフィルムのようなラチチュードで絵が出てくる。
・RAWで撮影するとその階調の広さを実感する。
・ピントが合った時は非常にシャープ。
・ウエストレベルで撮影できる
・ハッセル資産がそのまま使える(レンズも中古なら、かなり安い)
・ピント合わせさえ慣れれば、仕事でも使える。
悪い点は見当たりません。強いて言えば500シリーズのカメラを組み合わせた時のピント合わせだけです。最新のXCDレンズなら、オートフォーカスなのでバッチリ合います。
でもやっぱりフィルムボディとオールドレンズの組み合わせはシビれます。そしてこんな撮影スタイルは他のカメラではできません。
高い買い物なので、せっかくならポイントが貯まるモールで買うのもオススメかもしれません。私はいつもカメラはモールで購入してポイントでカメラ備品を買ってます。