フォーカシングスクリーンとは上の写真の半透明になっているガラス部分のことです。けっこういろんなタイプのものが出ているため自分にあったものをチョイスするのがオススメです。
私も501Cに付属していたスクリーンがどうしても使いづらく、アキュートマットという明るいスクリーンに交換しました。今ではかなり快適に500シリーズを使っています。スクリーン交換は覚えると数十秒でできるようになるので参考までに。
ちなみに上記スクリーンは、デジタルバックのCFVⅡ50Cを使う時専用のスクリーン。どういうことかというと、CVFⅡ50Cだと写る範囲がスクエアのスクリーンより小さいため(645サイズだから)、黒い台紙をスクリーンに貼り、撮影範囲を黒で囲っています。
フォーカシングスクリーンの交換方法
(1)ウエストレベルファインダーを外す
あらかじめボディに付いているフィルムバックを外し、ウエストレベルファインダーを手前にスライドさせます。ファインダーはスルスルとカンタンに外れます。
(2)左右のつまみの引っ掛かりを押して、解除する
スクリーンを留めているツマミがあるので、それを押して解除します。
(3)スクリーンを外した状態
スクリーンを外すとこんな感じに。新しいスクリーンに交換する前にミラーなどブロワーを吹きかけて掃除するのがオススメです。
(4)新しいスクリーンを置いたら、ツマミはそのままでOK
新しいスクリーンをセットしたら、ツマミはそのままでOKです(ウエストレベルファインダーを戻した際に自動でひっかけてくれます)。
(5)ファインダーを戻して、スクリーン交換完了
ウエストレベルファインダーを戻して完了です。最後まで押し込んでください。
フォーカシングスクリーンの重要性
ハッセルブラッド500シリーズを使う時、フォーカシングスクリーンは非常に重要な要素になってきます。なぜならピント合わせがやたら大変だから。
中判カメラのピントはシビアで、かつ古いカメラだけになかなかピントの山が見づらい(ということをデジタルに慣れている方だと痛感する)のです。
特にデジタルバックのCFVⅡ50Cを使い始めた時にそのことを痛感したので、ぜひスクリーンはいろいろ試して自分にあったものをチョイスしてほしいです。
これから、ハッセル500シリーズボディをデジタルで使いたいと思っている人には、下記の記事もぜひ。満足して使えるようになるまで結構苦労します。その辺の注意点をまとめた記事になっています。